【 目次 】
不動産投資は、所有する不動産が長期的に家賃収入を生み出してくれるのが最大のメリットであり、あなたの為に収入を稼いでくれる生涯のパートナーのようなものです。
とはいえ、建物に関しましては“モノ”である以上いつか寿命が来ます。
不動産投資を既に始めている方も、これから検討していく方も、ご自身の所有する不動産がどれぐらいの寿命なのかを把握するために、「減価償却の耐用年数」と「建物の寿命」をについて解説していきます。
減価償却とは?
まず減価償却とは簡単に説明すると「物の劣化費」です。
土地は劣化しないので、減価償却費として計上できませんが、建物は時間と共に老朽化していくので、減価償却費として計上できるということです。
この「減価償却の耐用年数」は税制上決められているものです。
法定耐用年数
国税庁のHPを見ますと、不動産の耐用年数は種類ごとに以下のように定められています。
種類 | 耐用年数 |
木造 | 22年 |
鉄骨造(骨格材の肉厚が4㎜を超えるもの) | 34年 |
鉄筋コンクリート造 | 47年 |
耐用年数と聞くと「建物の寿命」のようなイメージを持つと思いますが、耐用年数とは読んで字のごとく、使用に耐えれる年数のことになりあくまでも税制上、減価償却費を計上する上で定められた期間になりますので実際の耐用年数(寿命)とは全く関係はないのです。
上記だけ見ると「寿命短いな」と思う方も居るかもしれませんが、それでは実際今まで建てられた建物はどれぐらいの期間耐えているのでしょうか。
実際の物件の例
そもそも、マンションやアパートはいつぐらいから建てられたのかというのもありますが、で実際の「建物の寿命」はどれくらいなのでしょうか?
・同潤会アパート
同潤会アパートとは、大正時代から昭和時代に建築された鉄筋コンクリート造のマンションのことを指します。
もともとこちらの建物は、関東大震災の際に木造家屋が大きな被害を受けたのを背景に、復興支援のために建てられた耐火建物となっております。
有名なところで言いますと、現在表参道ヒルズのある場所には、「青山アパートメント」が建っておりました。
こちらは1926年に建築され、2003年に解体されたので、築年数77年となります。
他には、現在の代官山アドレスがある場所には、「代官山アパートメント」が建っており、こちらは1927年に建築され、1996年に解体されたので、築年数69年となります。
同潤会アパート以外の例としては、今でも現存するマンションのひとつに、「四谷コーポラス」は聞いたことある人も居るのではないでしょうか。
こちらは、1956年に建築された建物で、今は築約60年となってますが、今でも人気の衰えないマンションです。
・軍艦島の通称で知られている長崎県端島のRC造のアパート
RCの鉄筋コンクリートの場合はメンテナンスをしっかり施せば100年はもつと言われています。
こちらは周りが海で環境が悪いにも関わらず、100年近く建っているのです。
当時の建築技術でもこれだけ長い期間、建ち続ける事ができます。
「減価償却の耐用年数」が47年に対して、「建物の寿命」は築100年以上の建物が存在するといとうことは、
2つに因果関係が無い言えるのではないでしょうか?
まとめ
昔の建築技術のマンションでも、半世紀以上経ってもマンションは現役として稼動してくれます。
しかしながら、全てのマンションがそうではなくて、管理状態がずさんであったり、しっかりとした修繕計画が立てられていないと、建物の寿命はどんどん早くなってしまいます。
しっかりとした管理会社を選び、メンテナンスを施せば建物は築100年でも全く問題ないということが言えると思います。
人も体調管理などをしっかりすれば長く生きられますよね。
建物も同じように管理をしっかりすれば寿命を伸ばす事が出来るのです。
不動産を所有するにあたっては、ご自身のパートナーを大切にしてくれる管理会社と出会えることも大切ですね!
以下の記事で実際のお客様のケーススタディをご紹介しています!
関連記事:管理と物件が重要!不動産投資で家賃収入を得る方法を実例で紹介
関連記事
記事検索
Search
記事カテゴリ
Categories
記事タグ
Tags
- メリット
- 税金
- サブリース
- 立地
- 公示地価
- 不動産投資
- 再開発
- 法人化
- IRR
- 固定資産税
- アパート
- 資産運用
- ワンルームマンション投資
- 分散投資
- 不動産取得税
- マンション
- 入居率
- ROI
- 区分マンション
- セミナー
- 地方
- シミュレーション
- 購入
- 競売物件
- 新築マンション投資
- 都心
- 貯金
- 控除
- 不動産投資ローン
- 投資
- 賃貸管理
- デメリット
- 火災保険
- 住宅ローン
- 医師
- 建物管理
- 金融商品
- 不動産投資セミナー
- 修繕積立金
- 成功
- 確定申告
- 収益物件
- 東京23区
- ローン
- 空室
- 年末調整
- 新耐震基準
- 不動産投資市場
- サラリーマン
- 国税庁
- 不動産会社
- 物件選び
- 不動産クラウドファンディング
- 利回り
- 不労所得
- オーナー
- 贈与税
- 不動産特定共同事業法
- 保険
- 団体信用生命保険
- 小口化
- 相続税
- 新築ワンルームマンション投資
- 節税
- 金利
- 初心者
- 中古マンション投資
- 副業
- リスク
- 人気物件
- 減価償却
- NPV
- オーナーチェンジ
- 家賃収入
- 失敗
- 耐用年数
- 投資用マンション
- FIRE
- 限定情報配信中
-
リスク対策法、節税・確定申告の方法など不動産投資に役立つ情報を配信中
お得な限定情報を受け取る
- LINE@はじめました
-
運営会社
Company